会社設立の資本金はいくらが良いのか?


ネットショップ経営支援 .comを企画・運営している
税理士の今井信吾です。

衆院が解散になりましたね。
日本はどの方向にいくのでしょうか?
ビジョンを明確にしてもらいたいですね。
今の政治家にもリーダーシップが必要じゃないでしょうか。

今回のブログでは、
会社設立の資本金はいくらが良いのか?
についてお伝えしますね。

会社を設立するとき、
大抵迷うのは資本金をいくらにしたらよいのか?

以前のブログでも説明しましたが
安易に資本金1000万円にしてしまったために、
1期目から消費税の課税事業者になった事例もありました。

逆に資本金1円で設立したために、
オフィスを借りる際、
不動産屋の審査が通らず借りれなかった事例もあります。

資本金を設定する際、
確認しなければならない点は、次の通りです。

①節税上の理由
消費税の免税事業者となるには、
資本金1000万円未満とすること。

②対外的な理由
主要取引との口座を開くため、取引先の新規拡大のため、
オフィスを新たに賃貸するため、
リース契約を結ぶためなどの理由から
ある程度の金額が要求されます。

③資金繰り上の理由
会社設立してから起動に乗るまでの当面の期間の
運転資金や初期設備投資費用は自己資金で
回さなければなりません。
その自己資金は通常資本金とすることがあります。

④創業融資対策上の理由
会社設立から第2事業年度の間に日本政策金融公庫
などの金融機関から借りる資金のことを
創業融資といいます。

創業融資は自己資金の2倍を上限とされています。

例えば、会社設立してから起動に乗るまでの
当面の運転資金や初期設備投資費用が600万円の場合、
自己資金は最低200万円を用意しなければなりません。
当然ながら創業融資の上限額は、400万円となります。

そもそも資本金とは、

設立又は株式の発行に際して株主となる者が
当該株式会社に対して払込みをした財産の額で、
株主から払い込まれた金額のうち会社が資本金に
組み入れた金額が資本金となります。

出資の払い込みについては、2分の1以上の
金額を資本金にしなければなりません。

ちなみに、資本準備金とは、株主から払い込まれた
金額のうち、資本金に組み入れられなかった部分の
金額が積み立てられたものをいいます。

この資本金ですが、お金以外を出資することも可能です。
車やパソコン、不動産、株などの資産価値があるものを
出資することを現物出資といいます。

では、どうやって資本金を設定するか、
次のステップに従って検討してみてください。

●ステップ1
上記①~④を考慮した自己資金が1000万円未満
である場合は、その全額を資本金とする
(1000万円を超える場合はステップ2へ)

●ステップ2
上記①~④を考慮した自己資金が2000万円未満
である場合は、その2分の1以上かつ1000万円未満
資本金とし、それ以外の金額を資本準備金とする
(2000万円以上の場合はステップ3へ)

ただし、地方税法上の資本金等の額が1000万円を
超えるため、均等割(法人住民税)が7万円から
18万円になります。

この地方税法上の資本金等の額とは、
資本金+資本準備金をいいます。

●ステップ3
上記①~④を考慮した自己資金が2000万円以上
である場合は、資本金1000万円未満とし、
同額以下を資本準備金とします。
残りは役員借入金とする。

この場合もステップ2と同様、地方税法上の資本金等
の額が1000万円を超えるため、均等割(法人住民税)
が7万円から18万円になります

では、さっそく上記のステップにしたがって、
自社に合った資本金を設定しましょう。

●追伸:
この度、当事務所主催の融資相談会を開催いたします。

日本政策金融公庫 様にご来社いただき、
直接ご融資の相談をしていただけます。
今回は、既に日本政策金融公庫から
お借入されているお客様もお申込みいただけます。

ブログの購読者様で、あらかじめ当事務所の
事前面談を受けた方に限り、特別に
融資相談会に参加することができます。

先着順となっており、日時も限られておりますので、
ご希望の社長様は11月23日(金)までにメールにて
お申込ください

日程等につきましては、下記をご確認ください。

※お知り合いの経営者様でも事前の面談が必要となりますが、
ご参加いただけますので、ご遠慮なくご紹介ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■年末資金個別相談会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

開催日:平成24年12月3日(水)

時間 :10時~15時(50分/毎)
※お約束の5分前にお越し下さい。

場所 :今井会計事務所 会議室(201号室)

面談者:日本政策金融公庫 様

申込方法:メールにて賜ります。(info@imai-zei.net)

申込締切:平成24年11月23日(金)

資料のご準備をお願いすることもございますので、
お申込いただいた方には別途ご案内申し上げます。

今井会計事務所は、ネットショップを中心に
業績改善・資金調達・税務調査に関する
サービスを提供しています。

ネットショップのオーナーさんは、お気軽にご相談下さい。
東京都中央区の税理士・今井会計事務所はこちらメールマガジン登録

imaizei の紹介

1970年、天下の三明泉岐阜県下呂温泉誕生 特技は野球と経営者のための会計 高校卒業後、上京し、東京CPA専門学校で 本格的に税理士を目指す 1990年、三野輪会計事務所に入社 1998年、日本事業承継コンサルタント協会入社 2000年 今井会計事務所開業。 ㈲ビジネス・コンサルティング・オフィス設立。 2006年~2008年、楽天ビジネスで№1の評価 Top gun を発会 士業や専門家集団による中小企業の経営課題を ワンストップで解決
カテゴリー: ネットショップ経営, 未分類, 節税, 資金調達   タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">