放課後等デイサービス経営支援 .comを企画・運営している
税理士の今井信吾です。
放課後等デイサービスを開設するにあたって、
会社組織を株式会社にするのか、NPOにするの
か、何がどう違うのか?迷われるかと思いま
す。
今回のブログで、この問題を解決できるよう
に説明したいと思います。
まず、会社の種類について簡単に説明します。
①株式会社
株主が出資をして運営する会社です。
株主が株の持分割合で会社の所有権を持ちます。
【メリット】
中小企業の場合、意思決定がスピーディに行
えます。株主がオーナー1人であれば、
オーナーがある程度意思決定出来ます。
【デメリット】
法人税、相続税が課税されます。
一般的に営利追求会社というイメージがあり
ます。
②合名会社、合資会社、一般財団法人
一般的ではないので、今回は説明を省きます。
③一般社団法人(非営利徹底型)
人の集まりで、法律的に法人格を認められた会社
【メリット】
法人税、相続税が課税されません。
【デメリット】
理事は最低3人で、身内を3分の1以下にしなけ
ればなりません。
会社乗っ取りのリスクがあります。
非営利徹底型の要件を外れると、過去に遡っ
て課税されます。
持分がありませんので、解散時には残余財産
は自分のものになりません。
※一般社団法人でも非営利徹底型でない場合
は、上記の税務上の優遇はありません。
④NPO法人
正式には特定非営利活動法人。
特定非営利活動促進法に基づいて特定非営利
活動を行うことを主たる目的とし、
設立された法人。
【メリット】
法人税、相続税は課税されません。
一般的に公益性が高いとみられます。
認定をとれば税制優遇もあるので、寄付を受
けやすいです。
【デメリット】
設立に費用や時間を要します。
毎期総会開催や官庁に報告、登記が必要です。
乗っ取りのリスクがあります。
会計が複雑です。
どの法人を選択するのがベストなのかは、あ
なたの今後のビジョンや上記に記載したメリ
ット、デメリットを考慮して決めてください。
まずは、創業支援の経験豊富な税理士、
会計事務所に相談されるのが近道です。
本日は、放課後デイサービス開設時の会社種
類の選択についてお伝えしました。
●追伸
当事務所では「放課後等デイサービス開業(開設)の
ための創業融資・創業補助金(助成金)相談
窓口」を開設することになりました。
詳細はこちらをご覧ください。
今井会計事務所は、放課後等デイサービスを中心に
業績改善・資金調達・税務調査に関する
サービスを提供しています。
放課後等デイサービスのオーナーさんは、お気軽にご相談下さい。
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